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#110 コラボ配信なう(続)

last update Last Updated: 2025-11-30 03:05:12

「ぐすん……いいもんいいもん!打ち合わせ含む諸々のことで配信外でいじり倒してやるから。」

――てんちゃん、そういうとこだと思う

――そういうこと言ってるから初配信からさほど時間は経ってないのにそんな評価になるんだよ?

――てんちゃんのリスナーさんたちめっちゃ辛辣やね

――でもどうしてだろう、てんちゃんが可哀想だとは全然思わない

「およよ……んじゃ茶番もそこそこにしてゲームやるかー!」

――てんちゃんが可哀想に見えない理由わかった!一ミリも効いてないからだ!

――それだわwww泣き真似はするけど次の瞬間にはケロッとしてるもんね

――それも含めて配信者適正ゲロ高いよな、てんちゃんって

――およよって今どき物語でもあんま見んしな

「その前に突如始まった甘味さんのセルフ実況のことを聞きたくて……あの、急に何してるんです?」

「レースには実況が付き物だし、ならボクがやった方が配信が盛り上がるかなってやってみただけだよ?」

――やってみただけだよ?じゃないんよなぁ……

――普段の声と実況役の声と解説役の声で計三つの声を使い分けてるのを"だけ"って……

――あと地味に男性声だし……

――あ、ボイチ
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  • 憧れに手を伸ばせ   #130 作詞を親に見られそうで怖い

    「おっ仕事おっ仕事〜♪」 ここで本日のタスクを紹介しよう!今日のタスクテーマはずばり!『芽衣ちゃん欲張りセット』だ! まずは彼女の立ち絵でしょ〜?それがだいたい仕上がってきたらその立ち絵からネームロゴ、オープニング動画、エンディング動画、オリ曲の構想を練る。もちろんオープニング動画とエンディング動画で使う曲も由良ちゃんのお手製だ。てかこのあと作る。 あの子めちゃくちゃいい子だからさ、後方父親ヅラしたいのよ。だから私は頑張るのだよ。あの子のチャンネルはワシが育てたと言いたい。なになに〜?2Dモデリングはしないのかって?するに決まってんじゃんか!でも今日はし〜ない!だって立ち絵できてないし。 ふっふっふぅ!うちの子可愛い早くしたいなぁ〜!とまぁ色々考えてはいるものの今日の作業はイラストだけと言っても過言じゃない。余裕だね!他のはぜーんぶ構想を練るだけ。なんとなーく頭の片隅に置いておいていい案が思い付いたらメモするイメージだね。 とはいえなかなかいい案なんて思い付かないんだよね。何よりメモを書いたとて、あとで見返したら自分が書いたメモの意図が分からないこともしばしば。いや、文字が読めないとかじゃないよ?単語で書かれてるからその単語をどう使うのかが一ミリも分からないだけ。 マジ曲作るの大変だから。一番辛いのはね、私部屋で作詞作業してたらおじいちゃんたちがたまに様子を見にくるのね?そしたら作詞作業見られないように速攻で隠すの。なんで隠すのかって?恥ずかしいからに決まってるじゃん!親に自作のポエム見られる気分になるんだよ?軽く死ねるでしょ?だからもうね、毎度毎度ビックビクだよ。

  • 憧れに手を伸ばせ   #129 それでいいのか大企業

     あれはそうだなぁ……いつだったか。まだ私が誕生日にパソコンを買ってもらう前だったか。何気なく腕を錆び付かせないようにイラストを祖父のPCとマウス、それに無料のペイントソフトで描いていた頃のこと。 これまた私は何の気なしに描いたイラストをSNSに投稿していた。死蔵するのがもったいなかったからかもしれないし、ただの承認欲求だったかもしれない。はたまた母を亡くして寂しかったのかもしれない。理由なんて今となってはもう覚えてなんていない。 私が何気なく始めたイラスト投稿で絵が好きだと言ってもらえたこと。そしてそんな彼女が私にイラスト依頼をしてきたことだけが事実で重要なことだ。それ以外のことなんてこの際どうでもいい。 で、なんか分からないけど私は彼女のママ兼パパになる。なんか他にも色々やるらしい。彼女との縁は大切にしたかったから彼女が所属した事務所に自分を売り込んでみた。そしたら……「自分で売り込んどいてなんだけどさ、私でいいのかなほんとに。」 なんか採用されてしまった。その時の私の気持ちと言ったらもうなんと言っていいやら…… いや、私の感想自体はシンプルだったな。「それでいいのか大企業!」 である。こちとらどこの馬の骨かも分からないフリーの創作者である。大事なライバーをそんな……ねぇ!なんか面白そうだし良いんじゃねってさぁ!ほんと大企業がそんなんでいいの?「ねぇ、ほんとに私でいいんd……」「くどいですよ由良さん。さ!仕事してください仕事!」「はーい……。」 さてと、積み重なってるタスクを進めていきますかね。にしても、ほんとに終わんのか?これ……

  • 憧れに手を伸ばせ   #128 彼女との出会い

    回想入りまーす!3・3!2・2!1・1!0! 私、藺月芽衣が由良さんという天才を見つけたのは本当にたまたまだ。たまたま流れてきた一枚のイラスト。それは今ほどのクオリティではないものの十分上手いと称賛されるようなイラスト。でも、ことSNSという数多のイラストレーターが存在する場所では有り触れたもの。話題になるほど……所謂神絵と言われる程のものではなかったと記憶している。だが、そのイラストに添えられた文言が私のスクロールする手を止めた。「初めてマウスでお絵描きしました!まだイラスト始めたてで慣れてないので線がぎこちないですが、いつかちゃんとした機材で描いてみたいです!ペイントソフトの機能も頑張って勉強します!」 私は意味がわからなかった。これがイラスト初心者の描いた絵だというのかと。いや、もちろんイラスト始めたてというのは目を引くためについた嘘である可能性もある。いや、その可能性の方が高いだろう。でも…… 私にはその言葉本当なのだと理解できた。 理屈じゃない。 彼女の先を見てみたいと思った。 彼女は今後どんなイラストを描くのだろうと。 ならばやることは一つだろう。さっそく彼女のフォローをしてコンタクトをとってみた。始めたてという彼女の言葉が本当なら急に連絡がくれば驚かせてしまうだろうし、詐欺メールを疑うだろう。だから、慎重に。そして少しずつ、少しずつ彼女の心を解きほぐしていく。 そして最後の一言「由良さん、依頼をさせてください。」

  • 憧れに手を伸ばせ   #127 お前誰?由良さんの娘です!

    「えっと最初から詳しくおなしゃす。」「かくかくしかじかなんですよ!」(ふむふむふむ、なるほどなるほど……わがらん!つまりどういうことだってばよ!) 今日イラストレーターの由良さんに進捗確認を行ったこと、そしたらなんか10個素案が届いたことを朝日菖は素直に言った。まんま過ぎるがこれ以上でもこれ以下でもないのだからしょうがない。(頭おかしいんじゃねぇの?)「えっと……頭おかしいんじゃないかな。」(あ、つい口から本音がドスンと)「そんな!失礼すぎます!と言いたいところですけど……私もちょっと思いました。」「ほんとにちょっと?」「いや、かなりです。」「素直でよろしい!じゃ、返信しちゃうね!!シュパパパパパパーッ!タンッ!送信!」(リスナー受けのいいキャラデザかなんて私にわかるわけが無い。なら!自らの癖に真っ直ぐに!ただ真っ直ぐに従うのみ!)「え?もう?」「レスポンスなんて早いに越したことはなかr"ピコンッ"」「凄いですね、由良さんレスポンス爆速ですよ!」「えっと、これはちょっと引く……かも?」「芽衣さんさっきレスポンスなんて早いに越したことはないって言ってたじゃないですか!由良さんに失礼ですよ!で、由良さんからはなんて?」「えーっとなになに〜?"了解です!5番のデザインですね!近いうちに活動で使う時のことをイメージできる形で超絶可愛いお身体の方をお送りさせていただきますね!私に任せてください!それと、無理せず寝てくださいね。私があんな時間にデータを送ったとはいえ無理してすぐ返信する必要はないですから。私は基本自宅で仕事をしているので、何かあればいつでも相談してください!これでも一応私もVTuberの端くれですし、芽衣さんのママ兼パパになる訳ですからね!他にも色々任せてください!"」「え?情報量が凄い。なに?これは。これが噂に聞くあの……無量〇処!?」「私も読んでて意味わかりませんでしたよ。VTuber?パパ?は?由良さんVTuberやってんの!?いや、最近はイラストレーター系VTuber増えてるけども!え?由良さんも!?ま?」(もう私なんかじゃ推し量れない次元にいるんだね、由良さんは。もういっそ私が由良さんになってみたいよ。私が由良だ!なんてね。どこの大手事務所に一人で対抗する個人勢VTuberだよ!)「パパ!?え?パ〇活!?」「

  • 憧れに手を伸ばせ   #126 謝罪……必要かなって

    "トゥルルルルルッ……トゥルルルルッガチャ!"「みょ、みょしみょし!いぢゅきめいでしゅ!」 テンパりレディ藺月芽衣ちゃん登場!!(いや、何て?たぶん藺月芽衣って言ってるんだとは思うけど……それはそれとして何て?)「えーっと……どうしたんですか?そんなに噛み噛みで。」(舌は無事かなぁ。)「私、何かやらかしましたでしょうか!心当たりがないのですが、至らぬ点があれば教えていただけると幸いです!」(いやなんで!?え?え?)「え?私は特にない……よ?え?なに?」「え、だってこんな時間に急に電話かかってくるなんて十中八九緊急の要件ですし。となると事務所になんかあったか私がやらかしたかじゃないですか。なら私がやらかした確率の方が高いっていうかほぼ確定で私の不祥事じゃないですか!だから緊張して……。」(あぁ……たしかにこんな時間に事務所から電話きたらビビるよね。これは私の配慮不足だわ。いやでも起きてたから!素案でも身体のイラストが上がってきたならすぐ見たいかなって!いやでもそうだよね、すまん。)「ごーめんねー!いや、別に芽衣さんに対して怒らなきゃいけないことなんて……あ、あったわ。」「や゙っ゙ば゙り゙!」(やっぱり面白いなこの子。それはそうとひとまず真面目な話を。)「いやいやいや、そんな深刻な話じゃないよですよ?ただ……"こんな深夜までゲームしてないでちゃんと寝なさい!"と言いたいだけなので。芽衣さんには初配信前に準備も含めいろいろやってもらいたいことがあるので、寝不足で体調を崩されると困るんですよ。」「は、はい。何するにしても身体が資本ですもんね。気を付けます。」「よろしい!で、要件なんですけど……」「ゴクリッ……」「芽衣さん、あなたの身体の素案が届きました。」「は?」「それも10個。」「は?はぁ!?はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」(分かります分かります。私も届いた時は心臓飛び出るどころか宇宙に射出されるんじゃないかってくらい驚きましたから。マジさす由良。)

  • 憧れに手を伸ばせ   #125それいけマネちゃん(続)

     あ、そうだ!|芽依《めい》さんに連絡しなきゃ。えーっと今何時だ?あぁ、2時か。えっと……由良さんもお忙しいと思うので無理せず休んでください。ほんと無理してすぐ返信じゃなくても全然大丈夫なので。ほんと、締切先なので最初の進捗でここまで仕上げてかなくてほんと大丈夫なので無理せず……その、無理すると死んじゃうので。と、心の中で祈ってみる。 私にはないピュアさと若さを感じるからね。どうか、このままデスマーチという名の社会の闇を体験することなく綺麗なままで……。 さてと、さすがにこの時間には寝てるだろうし後で素案だけ送って通話は起きた頃に……ん?Brave shootersプレイ中    :    :@iduki mei    :「すぅ〜……起きてるなぁあの人。」"タタタタッ……タタトトッ……タタッコッ!"◇◇芽依side「ん?」|藺月《いづき》|芽依《めい》さん、お話があります。(フルネームでの呼び出し……私なんかやらかしたか?いや、でもまだ何もしてないはず。たぶん。いや、自信ないな。ワンチャン首か?いやいやいや!さすがにそれはないはずだし。ま、まぁここでウダウダしてても何も解決しないしすぐ電話かけるか。なんなら時間経てば経つほど心象悪くなっていくまである。)"トゥルルルルルッ……トゥルルルルッガチャ!"「みょ、みょしみょし!いぢゅきめいでしゅ!」

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